LINQが利用可能な言語は、主にC#とVisual Basicです。具体的には、C#3.0以降とVisual Basic 9.0以降のバージョンでLINQがサポートされています。また、F#やDelphi Prism 2009 (Oxygene)など、他の言語でもLINQに似た機能が提供されています。
LINQ (Language Integrated Query)は、NET Framework上で動作する言語に統合されたクエリ機能を提供する技術です。これにより、SQLのような構文で、配列、リスト、XML、データベースなど、様々なデータソースに対してクエリを実行できます。
LINQの主な特徴は以下の通りです。
言語統合:
クエリ構文が言語に組み込まれているため、SQLのような記述でデータ操作ができます。
型安全性:
コンパイル時に型チェックが行われるため、実行時エラーのリスクを減らすことができます
柔軟性:
クエリ構文とメソッド構文の両方が提供されており、状況に応じて使い分けることができます。
統一されたインターフェース:
様々なデータソースに対して統一された方法でクエリを実行できます。
C#とVisual Basicでは、LINQをサポートするために、以下のような言語機能が追加されました。
- クエリ式:SQLのような構文でクエリを記述できます。
- メソッド構文:メソッドチェーンでクエリを記述できます。
- 拡張メソッド:既存の型にメソッドを追加できます。
- 名型:名前を付けずに型を定義できます。
- ラムダ式:無名関数を記述できます。
LINQは、データの検索、ソート、集計など、様々なデータ操作を効率的に行うための強力なツールです。

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